2012年07月25日
チャリ旅にむけて其の壱
昨年からちょいちょい続く海外出張のお陰でアレヨアレヨという間にマイレージが溜まり
近々どこか遠くへ行っちゃおうかなぁ~なんて永六輔風に考えておりまして
実に20年近くぶりに自転車旅行に出ようではないかい!っと思いついちゃったのであります。
そこで急遽ではありますが旅チャリを組む事に。。
事ある度にいちいちチャリ作らんでも良いじゃないの?っとお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが
ガキの頃からどうしても乗って旅してみたい自転車があったんです。
それが・・・
「BRIDGESTONE GRANDTECH GR27H」
今から20年以上前に開発された旅用折り畳みチャリであります。
このご時勢、上位から下位まで数多の折り畳みチャリがある中でこの特異な形状の自転車は
未だ原型を留めて現在も販売され続けている超ロングセラーモデル。
発売当初は折り畳みの他、デモンタブル(分解式)ランドナーなんていうものもあり
旅チャリのバリエーションが豊富な時代だったかと記憶しておりますが
このスパッと真ん中から折れちゃうくせにスポルティーフのような走りができるグランテックに
羨望の眼差しを向けていたワタクシがいたのであります。
(ちなみに自分が乗っていたのはBS ROADMAN SUPER CORMOというガキチャリ)
このモデルにお詳しい方のWebサイトを拝見するにワタクシが所有するモデルはその
初期型で作りが非常に丁寧との事。
BSの自転車ってどことなく大量生産の臭いがして溶接や塗装に甘さが目立つイメージですが
確かにこの自転車はラグレスで丁寧に溶接されてますし塗装も非常にしっかりとのっているところから
推察するに当時の意気込みすら感じさせられちゃいそうな雰囲気があるようなないような?
さぁこのチャリをどうイジリ倒そうかと考えまして、まずはパーツ全取替え!(毎度の事ですが・・・)
なんせ重量が14.5kgあったので軽量化を優先に手持ちのパーツの中からチョイスしていく事にします。
凡そのパーツ換装が完了しセッティング待ちの状態。
まだ重量は測ってませんが殆どのパーツをアルミにしてBBはチタンシャフトをインストールしたのと
ホイールもアラヤのチューブラーエアロリムにしたのでまずまず軽くなっている事でしょう。
その分、革サドルにしたりステムをLookのエルゴステムにしたり輪行ツーリングに必要なパーツの
重量増しができる訳です。
変更箇所①ハンドル周り
当初、ムスタッシュバーを使用する予定でしたが使い勝手が悪そうなので普通のフラットバーに変更したものの
今度は普通過ぎて面白味がない!って事で↓
深曲がりのピスト用ドロップバーをショートカットし逆付けしてみました。
シフトレバーは当初シマノ製バーコンをインストールしようと試みたもののハンドルバーの内径が細く断念
サンツアーXCの古~いサムシフターを縦付けして使用することに。
元々同社のコマンドシフターと同じ台座なのでこのような取り付け方でもあまり違和感ないかな?
ちなみに右側のバーエンドはB&M製のミラーを装着。ロングライドには必要なアイテムですよね?
変更箇所②サドル&シートポスト
人生初の革サドルを導入!「BRROKS B17」にスワローカットを施したものが最近巷で出回っているので
ものは試しに入手し夜な夜なオイルをすり込んでいるのであります。
そして頭を悩ませたのがシートポスト。
26.8mm径という今の標準規格には適合しない事とチャリ自体のシートチューブのアングルが
構造上寝すぎているので通常のシートポストのヤグラではサドルが地面のと平行な位置にセッティング
できない状況が発生
軽量かつヤグラが無断階に角度調整ができる菊座型に近い構造のソートポストを探し出す事数ヶ月。
ようやく見つけたのがRACE FACEのアルミシートポスト。
元々MTB用なので半分ぐらいショートカットしました・・・お陰で中途半端なロゴ露出具合ですけど(汗汗)
変更箇所③そして無意味なエアロ化
極力、手持ちの国産旧パーツで組もうと言うのが主旨でしたけど
リムをARAYA AERO4にしたのをキッカケにプチエアロ化を進めております。
まずは軽量化も兼ねてアルミ製の撫で肩エアロフォークに換装。
そしてブレーキキャリパーは悪名高きシマノのAXシリーズで廉価モデルだった「ADAMAS」
センタープルタイプでまるでカンパニョーロのデルタかモドロのクロノスかと言いたいところですが
ご他聞漏れず制動力は低いとな?
本当は一つ上位モデルの600AXにしたかったんですがフレームが枕頭式ボルトに対応しておらず
やむを得ずのチョイスでした。
リアディレイラーは「600AX」をガラクタ屋で見つけてオーバーホールしたもの。
その計上は非常に興味深く、正直使えるのかなぁ・・・という不安がつきまといます。
この当時のシマノはまだシフターのインデックスという機能なるものが存在しておらず
Rメカ側にインデックス的な位置決めを行なう刻みのようなものが付いているのですが
まさにコレが使えない原因なんだろうなーっと容易に推測できます。
なので保険の意味でサンツアーのシュパーブプロもご用意したらやっぱりこっちの方が安心って事で採用決定!!
これも初期型でかつプーリーゲージがエアロタイプのちょっと珍しいタイプ。
やっぱりサンツアーは今見てもカッコイイですね。
この時代はエアロダイナミックなんて言葉が自転車界で席巻されていたようですけど・・・
車と違ってこんな小さいパーツでは効果は知れているような??
ですが今見るとロゴの雰囲気とかもスペーシーでカッコよかったりしますね。
それにしてもボロイし古い割にはキビキビ動くRメカです。
変更箇所その④自転車の顔はクランク
自転車を組む上で見た目として個人的に重視しているのがクランク部分です。
このパーツの見た目の良し悪しで自転車全体の雰囲気がガラリと変わります。
ただクランクやBBはサイズや取り付けの規格が年代やメーカー、国によってまちまちで
気に入ったデザインや機能であったとしても適合する規格であるかはまた別の問題なので
選択に厄介な部分であるとも言えるのです
まさに今回もその沼に嵌りました・・・
1回目 SAKAE エアロクランク+TIOGA MEGA FORCE
2回目 SHIMANO600+SHIMANO(改)
3回目 STAR FUCKER純正+SHIMANO(改)
BBの軽量化を目的としてACTION TECHのチタンBB108mmをインストールしたところSHIMANO600では
対応ができずあえなくピストブランドの純正パーツを使用する事にしました。
それにしてもこのチェーンリング・・・随分昔から我が家にあったものですがSHIMANOのチェーンリングに
後から旋盤で装飾を刻み、色をつけたものと思われます。
昔の自転車乗りはこんな遊び心があったんですね~ところでサダオって誰よ?(笑)
って事でようやく旅チャリが完成しました。
当面は革サドルの慣らしとテストを兼ねて駅までの通勤と川下りの回送用に使用予定です。
さて・・・今度は照明関係とキャンプ道具か
近々どこか遠くへ行っちゃおうかなぁ~なんて永六輔風に考えておりまして
実に20年近くぶりに自転車旅行に出ようではないかい!っと思いついちゃったのであります。
そこで急遽ではありますが旅チャリを組む事に。。
事ある度にいちいちチャリ作らんでも良いじゃないの?っとお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが
ガキの頃からどうしても乗って旅してみたい自転車があったんです。
それが・・・
「BRIDGESTONE GRANDTECH GR27H」
今から20年以上前に開発された旅用折り畳みチャリであります。
このご時勢、上位から下位まで数多の折り畳みチャリがある中でこの特異な形状の自転車は
未だ原型を留めて現在も販売され続けている超ロングセラーモデル。
発売当初は折り畳みの他、デモンタブル(分解式)ランドナーなんていうものもあり
旅チャリのバリエーションが豊富な時代だったかと記憶しておりますが
このスパッと真ん中から折れちゃうくせにスポルティーフのような走りができるグランテックに
羨望の眼差しを向けていたワタクシがいたのであります。
(ちなみに自分が乗っていたのはBS ROADMAN SUPER CORMOというガキチャリ)
このモデルにお詳しい方のWebサイトを拝見するにワタクシが所有するモデルはその
初期型で作りが非常に丁寧との事。
BSの自転車ってどことなく大量生産の臭いがして溶接や塗装に甘さが目立つイメージですが
確かにこの自転車はラグレスで丁寧に溶接されてますし塗装も非常にしっかりとのっているところから
推察するに当時の意気込みすら感じさせられちゃいそうな雰囲気があるようなないような?
さぁこのチャリをどうイジリ倒そうかと考えまして、まずはパーツ全取替え!(毎度の事ですが・・・)
なんせ重量が14.5kgあったので軽量化を優先に手持ちのパーツの中からチョイスしていく事にします。
凡そのパーツ換装が完了しセッティング待ちの状態。
まだ重量は測ってませんが殆どのパーツをアルミにしてBBはチタンシャフトをインストールしたのと
ホイールもアラヤのチューブラーエアロリムにしたのでまずまず軽くなっている事でしょう。
その分、革サドルにしたりステムをLookのエルゴステムにしたり輪行ツーリングに必要なパーツの
重量増しができる訳です。
変更箇所①ハンドル周り
当初、ムスタッシュバーを使用する予定でしたが使い勝手が悪そうなので普通のフラットバーに変更したものの
今度は普通過ぎて面白味がない!って事で↓
深曲がりのピスト用ドロップバーをショートカットし逆付けしてみました。
シフトレバーは当初シマノ製バーコンをインストールしようと試みたもののハンドルバーの内径が細く断念
サンツアーXCの古~いサムシフターを縦付けして使用することに。
元々同社のコマンドシフターと同じ台座なのでこのような取り付け方でもあまり違和感ないかな?
ちなみに右側のバーエンドはB&M製のミラーを装着。ロングライドには必要なアイテムですよね?
変更箇所②サドル&シートポスト
人生初の革サドルを導入!「BRROKS B17」にスワローカットを施したものが最近巷で出回っているので
ものは試しに入手し夜な夜なオイルをすり込んでいるのであります。
そして頭を悩ませたのがシートポスト。
26.8mm径という今の標準規格には適合しない事とチャリ自体のシートチューブのアングルが
構造上寝すぎているので通常のシートポストのヤグラではサドルが地面のと平行な位置にセッティング
できない状況が発生
軽量かつヤグラが無断階に角度調整ができる菊座型に近い構造のソートポストを探し出す事数ヶ月。
ようやく見つけたのがRACE FACEのアルミシートポスト。
元々MTB用なので半分ぐらいショートカットしました・・・お陰で中途半端なロゴ露出具合ですけど(汗汗)
変更箇所③そして無意味なエアロ化
極力、手持ちの国産旧パーツで組もうと言うのが主旨でしたけど
リムをARAYA AERO4にしたのをキッカケにプチエアロ化を進めております。
まずは軽量化も兼ねてアルミ製の撫で肩エアロフォークに換装。
そしてブレーキキャリパーは悪名高きシマノのAXシリーズで廉価モデルだった「ADAMAS」
センタープルタイプでまるでカンパニョーロのデルタかモドロのクロノスかと言いたいところですが
ご他聞漏れず制動力は低いとな?
本当は一つ上位モデルの600AXにしたかったんですがフレームが枕頭式ボルトに対応しておらず
やむを得ずのチョイスでした。
リアディレイラーは「600AX」をガラクタ屋で見つけてオーバーホールしたもの。
その計上は非常に興味深く、正直使えるのかなぁ・・・という不安がつきまといます。
この当時のシマノはまだシフターのインデックスという機能なるものが存在しておらず
Rメカ側にインデックス的な位置決めを行なう刻みのようなものが付いているのですが
まさにコレが使えない原因なんだろうなーっと容易に推測できます。
なので保険の意味でサンツアーのシュパーブプロもご用意したらやっぱりこっちの方が安心って事で採用決定!!
これも初期型でかつプーリーゲージがエアロタイプのちょっと珍しいタイプ。
やっぱりサンツアーは今見てもカッコイイですね。
この時代はエアロダイナミックなんて言葉が自転車界で席巻されていたようですけど・・・
車と違ってこんな小さいパーツでは効果は知れているような??
ですが今見るとロゴの雰囲気とかもスペーシーでカッコよかったりしますね。
それにしてもボロイし古い割にはキビキビ動くRメカです。
変更箇所その④自転車の顔はクランク
自転車を組む上で見た目として個人的に重視しているのがクランク部分です。
このパーツの見た目の良し悪しで自転車全体の雰囲気がガラリと変わります。
ただクランクやBBはサイズや取り付けの規格が年代やメーカー、国によってまちまちで
気に入ったデザインや機能であったとしても適合する規格であるかはまた別の問題なので
選択に厄介な部分であるとも言えるのです
まさに今回もその沼に嵌りました・・・
1回目 SAKAE エアロクランク+TIOGA MEGA FORCE
2回目 SHIMANO600+SHIMANO(改)
3回目 STAR FUCKER純正+SHIMANO(改)
BBの軽量化を目的としてACTION TECHのチタンBB108mmをインストールしたところSHIMANO600では
対応ができずあえなくピストブランドの純正パーツを使用する事にしました。
それにしてもこのチェーンリング・・・随分昔から我が家にあったものですがSHIMANOのチェーンリングに
後から旋盤で装飾を刻み、色をつけたものと思われます。
昔の自転車乗りはこんな遊び心があったんですね~ところでサダオって誰よ?(笑)
って事でようやく旅チャリが完成しました。
当面は革サドルの慣らしとテストを兼ねて駅までの通勤と川下りの回送用に使用予定です。
さて・・・今度は照明関係とキャンプ道具か
Posted by jettake88 at 00:00│Comments(0)
│あうとどあアレコレ
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